宇和島みかんってどんなみかん？種類や旬の時期を解説

「宇和島みかん」をご存じでしょうか？聞いたことはあるけれど、どんなみかんなのか、詳しいことはわからないという方もいるはずです。

この記事では、みかんの名産地愛媛県の中でも人気が高い「宇和島みかん」について、種類や旬の時期、味わいの特徴などを解説します。

宇和島みかんとは

宇和島みかんとは、みかんの名産地、愛媛県宇和島市で栽培されている温州みかんのことです。

そもそも愛媛県のみかんは、江戸時代に伊勢参りや四国巡礼で入手したみかんの苗木を、宇和島市吉田町に植えたことから栽培が始まったといわれています。宇和島市は、愛媛県のみかんを語るうえでは欠かせない存在なのです。

収穫したばかりの宇和島みかんは、他の産地のものと比べるとやや酸味が強めなのが特徴です。しかし、しばらく置いておくと酸味が抜け、濃厚な味わいに変化します。日を追うごとに、みかんの甘さと濃い味わいが楽しめるでしょう。

宇和島みかんの種類と旬の時期

宇和島みかんには、極早生みかん、早生みかん、南柑20号の3種類があります。それぞれの旬の時期や特徴も、ご紹介しましょう。

極早生みかん

1つ目は、極早生みかんです。

10月頃に旬を迎える極早生みかん。冬に収穫されるみかんと比べると、さっぱりした味わいが特徴です。皮が薄く、日持ちはあまりしません。暖かい日もある秋の始まりにぴったりな、爽やかさを楽しめるでしょう。

早生みかん

2つ目は、早生みかんです。

11月頃に旬を迎える早生みかん。甘さと酸っぱさのバランスが良く、人気の品種です。出始めは甘酸っぱさがありますが、旬の後半になると甘みが増します。味わいの変化が、楽しめるでしょう。

南柑20号

3つ目は、南柑20号です。

12月から1月下旬頃に旬を迎える南柑20号。愛媛県内でも屈指の生産量を誇る品種です。早生みかんに比べると甘みも強く、コクのある味わいが楽しめます。また、皮が厚く日持ちするので、お歳暮などにもおすすめの品種です。貯蔵することで、味わいに深みが増します。

宇和島みかんの値段はいくら？

宇和島みかん（贈答用）の値段は、5kgで2,600円前後で販売されている所が多いようです。

総務省の統計によると、みかん1kgあたりの平均価格は約670円です。時期や天候によっても値段は多少前後しますが、宇和島みかんは相場と大きく変わらないということがわかります。

美味しい宇和島みかんが食べたい！どこで買える？

JAえひめ南の公式サイトでは、宇和島みかんを始め、宇和島で栽培されているさまざまな柑橘を購入できます。

柑橘の果汁をたっぷり使用したジュースやお酒、マーマレードなどの加工品なども販売されており、宇和島の名産を存分に味わえるはずです。