甘くて美味しいみかんが食べたい!そんな時は、「甘平(かんぺい)」を食べてみてはいかがでしょうか。でも、そもそも甘平の産地はどこなのか、どんな魅力があるのかも気になりますよね。
この記事では、甘平の産地や魅力などについてご紹介します!
「甘平(かんぺい)」とは?
そもそも「甘平」とは、どのような果物なのでしょうか。まずは「甘平」についてご説明しましょう。
「甘平」の産地は愛媛県
「甘平」の産地は愛媛県で、愛媛県以外では栽培されていない県独自のオリジナル品種です。愛媛県の柑橘作地帯全域で栽培されています。
1991年から愛媛県立果樹試験場で開発が始まった甘平。その後2007年に品種登録された、比較的新しい品種のみかんです。「西之香」と「ポンカン」を親に持つ甘平は、糖度が非常に高く、酸味も少なめ。濃厚な甘さで老若男女から親しまれており、人気の高い品種だといえるでしょう。
旬の時期は1月下旬から2月下旬頃
甘平の旬の時期は、1月下旬から2月下旬頃です。
果皮が非常に薄く、裂果が発生しやすい甘平は、栽培が非常に難しい果物だといわれています。そのため、生産量は少ないようです。旬の時期も短く、愛媛県外にはあまり出回りません。とても貴重な品種だといえるでしょう。
魅力たっぷりの「甘平」
甘平の魅力は、なんといっても濃厚な甘さです。糖度は13度以上にもなり酸味も少ないため、とろけるような甘さが味わえます。じょうのう膜が薄く、舌触りもなめらかです。じょうのう膜の下には果肉がたっぷり詰まっており、プチプチと始める食感も楽しめます。
また、甘平の中でも特に最高品質のものは、「愛媛Queenスプラッシュ(愛媛クイーンスプラッシュ)」として販売されます。通常の甘平に比べて見た目がより美しく、よりしっかりとした甘さが味わえるでしょう。
「甘平」のお値段
甘平の値段は、1個当たり300円~500円程度です。
一般的な温州みかんの値段は1個あたり100円以下なので、甘平は高価な果物だといえます。また、先ほどご紹介した「愛媛Queenスプラッシュ」は、1個あたり1000円程度の値段がつくこともあるそうです。
希少価値の高い甘平は、やはりお値段も高価になるようですね。
おすすめの「甘平」の食べ方
甘平は、やはりそのまま食べるのが一番おすすめの食べ方です。
甘平は果皮が非常に薄いため、手で簡単に皮を剥くことができます。種も非常に少ないので、小さなお子さんでも食べやすいでしょう。一口食べると、弾けるような食感とジューシーな果汁が口いっぱいに広がります。
糖度が高く酸味も少ない甘平。まずは手を加えず、そのまま食べてみましょう!
まとめ
甘平の産地は愛媛県で、愛媛県でしか栽培されていないオリジナル品種でもあります。
さまざまあるみかんの中でも特に甘く、糖度は13度以上と高めです。他のみかんに比べて値段は高価ではありますが、とても人気の高い品種だといえるでしょう。
甘さ、食感共に優れており、魅力がたっぷり詰まった甘平。ぜひ旬の時期に、食べてみてはいかがでしょうか。