高級な柑橘のひとつでもある「せとかみかん」。購入してもすぐに食べられないときは、なるべく美味しさをキープしたまま保存したいですよね。
この記事では、「せとかみかん」はどのくらい日持ちするのか、上手な保存方法などをご紹介します。
贅沢な果物、「せとかみかん」を適切な方法で保存して、美味しく食べましょう!
「せとかみかん」の特徴
濃厚な甘さ、とろけるような味わいで「柑橘の大トロ」と呼ばれている「せとかみかん」。
全国の生産量の6割以上が、愛媛県で栽培されています。
温州みかんより一回り大きく、鮮やかなオレンジ色で大変柔らかい果皮が特徴です。
愛媛県で栽培された「せとかみかん」は、2月上旬から4月中旬頃にかけて市場に出回ります。最も美味しいとされる旬の時期は、3月頃です。
「せとかみかん」の日持ちは?
「せとかみかん」の日持ちは、常温で1週間程度、冷蔵だと1週間~2週間程度です。
通常のみかんに比べて果皮がとても薄い「せとかみかん」は、あまり日持ちしません。長期間食べずに置いておいてしまうと、果肉に含まれた水分が蒸発してしまうそうです。「せとかみかん」の特徴でもあるジューシーさが無くなってしまうので、なるべく1週間程度で食べきるようにしましょう。
美味しく食べるための保存方法
柑橘の中でもとてもデリケートな「せとかみかん」。すぐに食べられないときは、どのように保存すれば良いのでしょうか。
ここからは、「せとかみかん」の保存方法について解説します。
①冷暗所or冷蔵庫の野菜室で保存する
「せとかみかん」は、冷暗所もしくは冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
「せとかみかん」が出回る季節は、冬から春にかけてです。寒い時期でもあるので、部屋の中で保存するなら暖房の効いていない冷暗所に置くようにしましょう。保存する際は、風通しを良くすることも大切です。カビの発生を防ぐことができます。
もし適切な場所がなければ、冷蔵庫の野菜室に入れて保存しましょう。野菜室に入れることで追熟が止まり、常温で保存するよりも日持ちします。
また、「せとかみかん」のように皮が柔らかい果物は、ヘタを下にして保存するのもポイントです。痛みを抑えることができます。
②乾燥を避けて保存する
「せとかみかん」は皮が非常に薄く、乾燥にとても弱い果物です。保存する際は、乾燥させないように気をつけましょう。
特に冷蔵庫の野菜室は、乾燥しやすい空間です。野菜室で保存する際は、ポリ袋に入れたり、新聞紙に包んだりして冷気が直接当たらないように気をつけましょう。
冷凍で長持ち!「せとかみかん」を冷凍するには?
日持ちしない「せとかみかん」ですが、どうしてもすぐに食べきれないこともありますよね。そんなときは、冷凍保存を活用しましょう。
皮を剥かずに丸ごと冷凍する方法、果肉だけを冷凍する方法があります。
果肉だけを冷凍するのであれば、保存袋に果肉を入れ、空気を抜いてしっかりと密閉しましょう。
冷凍すれば、1か月~3か月程度日持ちするので、「せとかみかん」の美味しさをゆっくり味わいたい方にはおすすめです。
常温で少し置いて半解凍させれば、シャーベットのような味わいが楽しめます。
まとめ
「せとかみかん」の日持ちは、常温で1週間程度、冷蔵で1週間~2週間程度です。
皮が薄い「せとかみかん」は、乾燥しやすく、日持ちしない柑橘です。購入したら、早めに食べるようにしましょう。
美味しく保存する方法は、直射日光の当たらない冷暗所もしくは冷蔵庫の野菜室で保存することです。野菜室で保存する際は、冷気が直接当たらないようにポリ袋や新聞紙に包んで保存しましょう。ヘタを下にして保存すれば、果実が傷むのを抑えられます。
また「せとかみかん」は、冷凍なら1か月~3か月程度保存可能です。
甘くてジューシーな「せとかみかん」を上手に保存して、最後まで美味しく食べてくださいね。