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せとかのカロリーや糖質はどのくらい?含まれるビタミンやミネラルも紹介!

せとかのカロリーや糖質はどのくらい?含まれるビタミンやミネラルも紹介!
鈴木亜子
監修者

鈴木亜子

管理栄養士

せとかは冬の果物として人気がありますが、そのカロリーや糖質はどのくらいなのか、気になる方も多いのではないでしょうか? この記事では、せとかのカロリーや糖質を一般的なみかんと比較しながらご紹介します。また、せとかに含まれる栄養素や機能性成分、美容効果や健康効果についても詳しく解説します。せとかの魅力を知って、ぜひ冬の味覚を楽しんでください。

せとかのカロリーや糖質

旬の美味しいせとかを思う存分楽しみたい反面、カロリーや糖質が気になるという方もいるでしょう。一般的なみかん(温州みかん)と比較して、せとかのカロリーや糖質が高いのか低いのか見ていきましょう。

せとかのカロリー

みかんとせとかとのカロリーの比較は以下の通りです。

温州みかん せとか
エネルギー(100gあたり) 49kcal 50kcal
エネルギー(1個あたり) 47kcal 100kcal

1個あたりの数値について、みかんはMサイズ(100g)、せとかは 250gとして算出しました。

100gあたりのカロリーは、みかんとせとかに違いはありません。しかし1個あたりで見てみると、せとかが大ぶりなぶんみかんよりはカロリーが高くなります。

せとかの糖質含有量

せとかとみかんの糖質含有量の比較は以下の通りです。

温州みかん せとか
糖質(100gあたり) 11.3g 11.3g
糖質(1個あたり) 9.0g 22.6g

カロリーと同様、1個あたりで比較すると大玉なぶんせとかの方が糖質含有量は多くなります。

せとかはダイエット向き?

せとかはみかんよりも大玉の柑橘であり、1個あたりで比較するとカロリーは高くなってしまいます。

食べる量が多くなれば、ダイエットに支障をきたす可能性があるでしょう。

厚生労働省、農林水産省による「食事バランスガイド」では、健康のために1日200g程度の果物を食べることを推奨しています。この量に相当するせとかの量は1個程度。1日1個を目安に食べれば、ダイエット中でも問題ないといえます。

基本、ダイエット中に絶対食べてはいけないものはありません。適量を目安に美味しい旬のせとかを楽しんでくださいね。

せとかは、食べ過ぎにさえ注意すればビタミン・ミネラル、β−カロテンやβ−クリプトキサンチンなど、ダイエットや健康に役立つ成分の補給が可能です。

せとかに含まれる栄養素や成分については、この後詳しくご紹介します。

せとかに含まれる栄養素とその効果

せとかにはビタミンやミネラルなど、健康維持に欠かせないさまざまな栄養素が含まれています。ここでは、せとかに含まれる栄養素や成分とその効果について解説します。

せとかに含まれるビタミンやミネラル

せとかには以下のようなビタミンやミネラルが含まれています。

  • ビタミンA
  • ビタミンE
  • ビタミンB群(B1、B2、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸)
  • ビタミンC
  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム

せとかには、みかんやポンカンよりもビタミンCや葉酸が多く含まれています。

ビタミンCはコラーゲンの生成に必要な栄養素で、肌や髪、血管の健康維持に欠かせません。葉酸は細胞分裂やDNA合成、赤血球の生成に関与するビタミンです。胎児の正常な発育に欠かせないため、妊娠を希望する方や妊娠中の方は十分な摂取が推奨されています。

せとかに含まれるその他の成分

せとかには、β-カロテンやβ-クリプトキサンチンといったカロテノイドの一種も豊富に含まれています。これらの成分は、体内でビタミンAに変換される「プロビタミンA」と呼ばれる物質で、目の健康や粘膜の保護に役立っています。プロビタミンAとして働く以外には、体内脂質の酸化を防ぐ抗酸化物質として働き、老化防止に役立ちます。

さらにせとかをはじめ、柑橘類の薄皮に含まれる成分が「ヘスペリジン」です。薄皮を取らずに丸ごと食べることで、血流促進や血圧上昇抑制、血中脂質の改善作用など多くの効果が期待されるヘスペリジンを摂取できます。

せとかを食べることで得られる美容効果や健康効果

せとかに含まれるビタミン・ミネラル、β−クリプトキサンチンなどの機能性成分により以下のような効果が期待できるでしょう。

  • 肌や血管など体を若々しく保つ
  • 風邪の予防
  • ストレス緩和
  • 生活習慣病の予防

ビタミンCはコラーゲン合成や体内の抗酸化に関わる以外にも、病原菌やウイルスから体を守る免疫機能を正常に働かせる作用があります。また、ストレスに対抗するためのホルモンの合成に関与するビタミンでもあります。

さらにカリウムの高血圧に対する効果、ビタミンCやβ−カロテン・β−クリプトキサンチンの抗酸化作用によって血管の健康が維持されれば、生活習慣病の予防にも役立つでしょう。

まとめ

この記事では、せとかのカロリーや糖質を中心に、栄養素や効果について詳しく解説しました。せとかは一般的なみかんより大玉の柑橘であり、1個あたりで比較するとカロリーや糖質が高くなりますが、100gあたりでは違いがありません。ダイエット中の方も、そうでない方も1日1個を目安に食べることをおすすめします。ビタミンやミネラル、その他の機能性成分を含むせとかは、健康や美容に役立つ果物です。せとかに含まれる栄養成分を知ることで、よりせとかの魅力を感じられるでしょう。

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鈴木亜子
監修者

鈴木亜子

管理栄養士

大学卒業後、主に医療機関に勤務。チーム医療の一端を担い、生活習慣病などさまざまな疾患の栄養管理に取り組む。得意分野は糖尿病で、療養指導や透析予防、重症化予防などを担当した経験も。現在は豊富な栄養相談経験を活かし、ウェルネス関連の記事執筆および監修に携わる。

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