柑橘の大トロとも呼ばれている「せとか」。国内でも愛媛県で最も多く栽培されている、愛媛を代表する柑橘です。
そんな「せとか」を更に美味しく食べるには、どんな切り方がおすすめなのでしょうか。この記事では、「せとか」の美味しい切り方や、アレンジレシピをご紹介します。
美味しい「せとか」の選び方
とびきり甘く、柔らかい果肉が特徴の柑橘、「せとか」。まずは美味しい「せとか」を用意しましょう。
美味しい「せとか」の選び方のポイントは、以下の3つです。
- ヘタに青みが残っていること
- ずっしりと重みがあること
- 扁平な形をしていること
ヘタが枯れている「せとか」は、収穫から時間が経っている証拠です。果肉の水分が抜けている可能性があります。なるべくヘタに青みがある、新鮮なものを選びましょう。
手に取った時に、ずっしりと重みがある「せとか」であれば、果汁が豊富に含まれているはずです。ジューシーな「せとか」を食べたいなら、重さにも注目してみましょう。
また、一般的に柑橘類は、丸い形より扁平な形の方が甘くておいしいといわれています。なるべく平べったいものを選ぶと、ハズレが少ないかもしれません。
「せとか」のおすすめの切り方、食べ方
では、「せとか」はどのようにカットすれば美味しく食べられるのでしょうか。おすすめの切り方や食べ方をご紹介します。
スマイルカットで食べやすく
「せとか」のおすすめの切り方は、スマイルカットです。
まず、ヘタが横向きになるように果実を置き、包丁で半分にカットします。
2等分になったものを更に半分にカットし、更にもう半分にカットしましょう。
1個の「せとか」を8等分にカットする。これが、スマイルカットと呼ばれる切り方です。
ポイントは、最初に切るときに、ヘタが横向きの状態で半分にカットすることです。「せとか」はじょうのう膜(薄皮)が薄く食べやすい柑橘ですが、この切り方をすることで更にじょうのう膜の歯切れが良くなります。
スマイルカットで切り分けることで皮と果肉が離れやすく、更に美味しく食べられるでしょう。
手で剥いて薄皮ごと食べてもOK
「せとか」の皮はとても柔らかいので、手で剥いて薄皮ごと食べるのもおすすめです。
みかんと同様に手で皮を剥くのもよし、皮ごと半分に割ってから皮を剥くのもよし。皮が柔らかいので簡単に剥けるはずです。また、柑橘類の薄皮には、栄養も豊富に含まれています。「せとか」の薄皮もとても柔らかいので、そのまま食べても食感の邪魔になりません。
栄養も美味しさも丸ごと味わうなら、薄皮ごと食べるのがおすすめです。
おすすめの「せとか」アレンジレシピ
ジューシーな「せとか」は、そのまま食べても十分に美味しい果物です。でも、更に美味しく食べるなら、アレンジレシピを活用してみましょう。
ここからは、「せとか」のおすすめアレンジレシピをご紹介します。
贅沢!「せとか」のジュース
美味しさを丸ごと味わうなら、ジュースにするのがおすすめです。
果肉を適当な大きさにカットし、ミキサーにかけるだけ。果肉自体が甘いので、砂糖やハチミツを入れなくても美味しくいただけます。
購入して時間が経ってしまった、早く消費しないといけない、というときは、大量消費ができるジュースにしてみましょう。
皮も美味しく!「せとか」の皮の梅酢あえ
「せとか」の皮はとても柔らかいため、なんと皮も食べられるんです。
まず綺麗に洗った皮を、千切りにします。
ボウルに、千切りにした皮、もずく、カイワレ、梅酢を入れて和えれば完成です。
柑橘の爽やかな香りと、梅酢の甘酸っぱさがクセになります。さっぱりとしたおかずが欲しい時におすすめです。
まとめ
「せとか」の美味しい切り方や食べ方をご紹介しました。
「せとか」を存分に楽しむなら、スマイルカットがおすすめです。皮と果肉を簡単に剥がすことができますし、果肉の歯切れもよくなります。更に美味しく食べられるでしょう。
更に「せとか」は、皮も食べることができます。アレンジレシピを活用して、「せとか」を余すことなく楽しんでみてくださいね!