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ブラッドオレンジの栄養価と効果を徹底解説!栄養を効率よく摂取する方法もご紹介

ブラッドオレンジの栄養価と効果を徹底解説!栄養を効率よく摂取する方法もご紹介
鈴木亜子
監修者

鈴木亜子

管理栄養士

愛媛県で生産されている柑橘の一種「ブラッドオレンジ」をご存知ですか?通常のオレンジと異なる点は、真っ赤な果肉。ビタミンCやポリフェノールの一種「アントシアニン」など、美容や健康に良い成分がたっぷり含まれています。この記事では、ブラッドオレンジに含まれる栄養成分について詳しく解説します。ブラッドオレンジの栄養成分を効率よく摂取できる食べ方やおすすめレシピをご紹介しますので、参考にしてくださいね。

ブラッドオレンジの栄養成分

ブラッドオレンジにはどのような栄養成分が含まれているのでしょうか。ビタミンやミネラルなどの栄養素のほか、ブラッドオレンジ特有の成分をご紹介します。

ブラッドオレンジに含まれる栄養素

ブラッドオレンジには一般的なオレンジと同様、以下のような栄養素が含まれています。

  • たんぱく質
  • 脂質
  • 糖質
  • 食物繊維
  • ビタミンA
  • ビタミンE
  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • 亜鉛

なかでもブラッドオレンジには、一般的なオレンジと比べてビタミンCが多く含まれているといわれています。ビタミンCは、健康や美容に欠かせない栄養素の一つ。そんなビタミンCの補給には、ブラッドオレンジが役立つでしょう。

ブラッドオレンジに含まれるその他の栄養成分

  • β−カロテン
  • β−クリプトキサンチン
  • アントシアニン
  • ヘスペリジン

β−カロテンとクリプトはカロテノイドの一種、アントシアニンとヘスペリジンはポリフェノールの一種で、どちらもさまざまな健康効果が確認されている成分です。ビタミンやミネラルを含め、これらの成分の働きや効果については、このあと詳しく解説しますね。

ブラッドオレンジに含まれる主な栄養素や成分の働き

ブラッドオレンジに含まれる栄養素および成分には、どのような働きがあるのか見ていきましょう。

食物繊維

食物繊維は人間の消化酵素で消化されない成分です。大腸まで届き、健康にさまざまな好影響をもたらします。よく知られている食物繊維の作用は整腸作用です。腸を刺激したり便を柔らかくしたりする働きにより、便通を促進します。また食後血糖値の急上昇を抑えたり脂質の排出を促したりする作用があるため、十分摂取することにより生活習慣病の予防にも役立ちます。

ビタミンC

ビタミンCが、美容や健康に不可欠なビタミンであることを理解している方も多いでしょう。ビタミンCは肌や髪、血管の健康維持に関わる「コラーゲン」の合成に関与するビタミンです。またビタミンCは、過剰発生すると細胞の老化を進める「活性酸素」を除去する抗酸化作用があります。そのためビタミンCを不足なく摂取することで、若々しい体を維持する効果が期待できるでしょう。

その他、免疫機能を正常に働かせたりストレスに対抗するホルモンの合成に関与したりする働きがあります。

カリウム

体に必須のミネラルであるカリウムは、体内の水分バランスの調節や神経および筋肉の働きに関与しています。カリウムには、食塩として摂取されるナトリウムを体から排出してくれる作用があります。ナトリウムの摂り過ぎは高血圧の原因となることから、高血圧の予防・改善のためには減塩とともに、カリウムの十分な摂取が推奨されています。

アントシアニン

ブラッドオレンジには、柑橘類で唯一の成分「アントシアニン」が含まれています。アントシアニンはブルーベリーや赤しそ、黒豆などに含まれる、赤色や紫色を示す色素成分です。みかんや一般的なオレンジは、含まれる「カロテノイド」によりだいだい色になりますが、アントシアニンを多く含むブラッドオレンジは果肉が赤い色になります。

アントシアニンは抗酸化物質であるポリフェノールの一種であり、目の健康を維持する効果が期待できることでも知られています。

ヘスペリジン

柑橘類の薄皮や白い筋に多く含まれる機能性成分です。ビタミンに近い働きをする「ビタミン様物質」で、玉ねぎのケルセチンやそばのルチンなどとともに「ビタミンP」と呼ばれています。

ヘスペリジンは血流促進や血圧上昇抑制、血中脂質の改善作用など、さまざまな機能性が確認されている成分です。

ブラッドオレンジがもたらす健康効果や美容効果

ブラッドオレンジには、ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCを十分に摂取することで期待できるのが、コラーゲンの合成促進です。コラーゲンの合成が促進されれば、美肌づくりに役立つ可能性が高まるでしょう。また、免疫力を高めて風邪を予防したりストレスを緩和したりといった効果も期待できます。

さらに高血圧に対する効果が期待できるカリウムや抗酸化物質により血管の健康が維持されれば、生活習慣病の予防にも役立ちます。

加えて、アントシアニンによる眼精疲労の改善や視力回復への効果も期待できるでしょう。

ブラッドオレンジの栄養を効率よく取り入れる食べ方

ブラッドオレンジに含まれるさまざまな栄養成分を、余すことなく効率よく摂取する食べ方をご紹介します。

薄皮や白い筋ごと食べる

ブラッドオレンジを薄皮(じょうのう)や白い筋ごと食べれば、食物繊維がより多く摂取できるうえ、機能性成分ヘスペリジンが摂取できます。この部分を丸ごと食べられ、かつ食べやすい切り方が「スマイルカット」です。スマイルカットは、横半分にカットした果実を半分にカットし、さらに半分にカットする切り方。手では皮を剥きづらいブラッドオレンジを薄皮ごと食べるためには、スマイルカットがおすすめです。

ブラッドオレンジの栄養を丸ごと摂取できるおすすめレシピ

ブラッドオレンジを薄皮ごとミキサーにかけて作るジュースをご紹介!より効率良くブラッドオレンジの栄養を摂取できます。

【材料】

ブラッドオレンジ:2個

【作り方】

  1. ブラッドオレンジの外皮を剥き、ふさを小分けにする
  2. 薄皮のつなぎ目をカットし、種があればそこから取り出しておく
  3. 2をミキサーに入れてかくはんし、ジュース状になったら完成

炭酸水で割ったり、はちみつを少々加えたりして、お好みの味にアレンジして楽しんでくださいね。

まとめ

この記事では、ブラッドオレンジの栄養成分やその働き、健康効果や美容効果、おすすめの食べ方やレシピをご紹介しました。ブラッドオレンジは、ビタミンCやアントシアニンなどの美容や健康に良い成分がたっぷり含まれている果物です。ブラッドオレンジを食べることで、コラーゲンの合成や免疫力の向上、血圧の調整や目の健康など、さまざまな効果が期待できます。ブラッドオレンジを美味しく食べて、美容や健康に役立ててくださいね。

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鈴木亜子
監修者

鈴木亜子

管理栄養士

大学卒業後、主に医療機関に勤務。チーム医療の一端を担い、生活習慣病などさまざまな疾患の栄養管理に取り組む。得意分野は糖尿病で、療養指導や透析予防、重症化予防などを担当した経験も。現在は豊富な栄養相談経験を活かし、ウェルネス関連の記事執筆および監修に携わる。

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